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麦っ子の食事はなぜ無添加無農薬なの?安全な食品を作ることはとてもたいへんな作業です。農薬や化学肥料を使わないということは生産性の低下と、より多くの手間と労力が必要になるということです。しかし、昔の農村を考えればわかると思いますが、そこには虫や鳥、魚や小動物など豊かな自然があり、その共生共存のなかで人々は暮らしてきました。この基本的な思想は、麦っ子の保育の姿勢と共通 したものがあるのです。そういう思いで作られた農産物を台所のおばさんたちは、子供たちの顔を思い浮べながら心をこめて作っているのです。自然との共生、どの子も一緒に育ちあうということが根本にあると考える麦っ子では、当然食品も自然なサイクルのなかから生まれてくる食物を保育の大きなウェイトをしめると考え、現代に溢れる合理性ばかりを求めたインスタント食品や大量 生産のかたちばかりの食物を給食には使っていません。そればかりかアレルギー食、離乳食、2才以下の低年令用の食事、3才以上の食事を、実に4種類もの食事を作っています。それは合理的に管理保管された見た目に安全なパック製品ではなく、畑で作っている人の苦労を思いながらどろつきの葉っぱを洗い、不揃いな形のいもなどを切り、虫食いを取りのぞいて調理されたものです。私たちはそういうさまざまな思いに感謝をこめていただいているのです。野菜を作る人、それを調理する人、食べる人それぞれの顔が見える関係にこだわり、いちいち面 倒なことをしていく日常性を大切にしていく麦っ子だからできる食事であり、保育なのです。人間が育ってゆくときに何にこだわり、大切にしようとするのかを一番に考えあっていけたらと思います。
なぜおやつに牛乳を飲まないの?麦っ子では学習会を何回か持って、吉祥寺の小児科医、真弓定夫先生からお話を伺いました。その結果 、食事の中から牛乳、肉、卵などの高蛋白質のものを抜くようにしてきました。(真弓定夫著:「自然流育児のすすめ」地湧社、など著書多数あり)その代わり日本人が伝統的に食べてきた小魚、海藻、青菜、根菜を多種取り入れたメニューを考え、調味料も大手メーカーのものをやめ、昔ながらの製法で造られたお醤油などを使って作られていますので、たいへんおいしく、こどもたちも野菜好きに育っています。おやつにも昆布いりこ、番茶などがでます。麦っ子は薬に頼らないで病気にならないからだを普段から作っていこうと考えながら保育しています。薄着、風通 しの良い住宅環境なども真弓先生と同じ考え方です。
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