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柵が低いのはなぜ?

 外から来てまず気づくのが、麦っ子の柵の低さです。他の保育園、幼稚園、小学校などから比べると格別 の低さです.もちろん、県からも「子供が出られないように、もっと柵を高く、しっかりしたものにするように」と指導があります。

 しかし、柵の中にいるのは人間の子供達です。動物や家畜ではありません。麦っ子では、まだ訳が分からないよちよち歩きまでの子供がくぐったり乗り越えられたり出来ない高さの柵で十分だと考えます。その前に花壇や庭木を植えれば、見た目も心にゆとりが出来ます。子供達にとって、「そこから先か外だ」という認識か出来れば十分であり、そういう認識、判断力を育てるのが本当の保育、教育だと考えています。

 

なぜ部屋に各クラスの壁(境)がないの?

 赤ちゃんには安心してゴロゴロ寝ころんでいられる空間を確保し、よちよち歩きを始めてからは年齢の大きい子との縦の関係による育ち合い、学び合いを大切に考えています。

 赤ちゃん部屋の戸は冬でも外してあり、(寒いので互いに透けて見えるレースのカーテンをする。これだけでもかなりの保温効果 がある)その代わりに40cm弱の高さの柵がしてあります。この高さの柵がミソで、大人にとっては苦もなくまたげる高さで日常不便さを感じません。大きい子にとっては、「そこから先は小さい赤ちゃんがいるところだよ」「やたらに入ってはいけないよ」「中からおもちゃを持ち出してはいけないよ」「中に入ったら赤ちゃんと遊んでやらなくちゃ」「きれいな手でないといけないよ」といった諸々のルールを示しているわけです。そして、赤ちゃんにとっては安心してゴロゴロしていられるし、そこから先にはおいそれと出られない。そして、柵に掴まって外で遊んでいるお姉ちゃん、お兄ちゃん達をうらやましそうに見ている時期があり、とうとう自分で柵を乗り越えて、外の世界に出ていくときがくるのです。もちろん外に出てきた赤ちゃんを、大きい子達が優しく面 倒を見るのは言うまでもありません。それもこれも、高さ40cm弱の柵だけで内と外とが明け透けで自由に見られ、自由に出入りが出来たからこそでさるワザです。

 

 

 



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