ホーム
 

「いずれ社会を変える力」に
-座間市「麦っ子畑」保育園
朝日シティニュース
1997年2月20日紙面

いずれ社会を変える力に -座間市麦っ子畑保育園-

 麦っ子畑保育園(園長、大島貴美子さん 49) は座間市で唯一の無認可保育園だ。(園児数 66人、保母 15人)

 今年で20周年を迎えた。ユニークな活動は保育の随所に見られ、そこには表情豊かに、好奇心旺盛な子どもの姿があった。

 子ども達に"ミコベ"と呼ばれているのは園長の大島さん。"ミコベ"さんの教育方針は大きく、☆裸でのマラソン☆管理教育をしない☆障害のある、なしの区別 なく、である。

 朝9時になると子ども達は上半身裸になりマラソンが始まる。最初は寒くて鼻水をたらしていた子も一生懸命走るうち、身体が暖まり、元気な一日の態勢が出来る。

 「子どもには誉める」ことで、自然に0歳児は大きい子の膝に抱かれるように。大きい子が小さい子の世話をするのは、ここでは当たり前の光景になっている。散歩の時間でも目的地に着いたら自由に走ったり、草に寝ころんだりと、自然と思う存分付き合っている。

 管理教育をしないという大島さんの教育理念の基本には、「安全に対する意識は管理の中から生まれるものではない」との思いがある。散歩の時にも、大きい子が車道側を歩く自覚を持ってくれるようになったという。

 また、障害のある子もない子も皆一緒にと、20年前自宅の一室を開放して「麦っ子畑」がスタートした時、麦っ子に来たい子は誰でも受け入れようと決めた。たとえ、どんなに重い障害を持っている子でも。「さまざまな子ども達が共に育ち合う中で織りなす日常の生活の営みにこそ、私が求める保育のあるべき姿がみえてくるはず。みんな違っているからこそいいのです」

 麦っ子畑保育園のもう一つの特徴は、外との柵が低いということ。よちよち歩きまでの子どもが出られない柵で十分と考えるからだ。子ども達にとって「そこから先が外だ」という認識・判断力を育てるのが目的だ。

 大島さんはどんな時でも「子どもの力」を信じている。運動会でも合宿でも、力を出し切った時に子ども達の中で何かが変わる。

 「麦っ子の子たちは、いずれ社会を変える力になっていくと思います」とい

 



Copyright © 1999-2006 Mugikkobatake Nursery 麦っ子畑保育園 All rights reserved.